【ゲノム編集トマト苗の小学校等への無償配布反対活動】
全国あちこちの自治体でも活動が展開されています
生活クラブでは「疑わしきは使用せず」の観点から、遺伝子組み換え作物・食品は扱わない ことを基本としています。(※1)
遺伝子組み換え作物に加え、現在はゲノム編集食品の流通にも懸念があります。ゲノム編集食品は厚生労働省に届出を提出するだけで生産・流通でき、表示の義務もありません。また、届け出をするかどうかは事業者の判断に任せられており、しないからといって罰則はありません。 生活クラブ連合会では、ゲノム編集技術による食品の運用開始に先んじた2019年6月の通常総会で、ゲノム編集食品を受け入れないことを基本姿勢とする特別決議を採択しました。(※2)
現在サナテックシード(株)による高GABAトマトの流通が始まり、さらにその苗を障がい児介護福祉施設や小学校へ無償配布する計画を発表しました。 ゲノム編集食品に使われている技術は狙った遺伝子を簡単に切断すると言われていますが、意図しない箇所の切断や改変のおそれもぬぐえません。安全性に不安のある食品を子供たちが育てたり、食べたりしてほしくありません。 この状況に異議を唱えるためにも生活クラブ京都エル・コープでは次のような反対運動に取り組み、ゲノム編集トマト苗への対応を、受け取る・受け取らない・その他の3項目から選択の上、その理由を回答してもらいました。
要望・質問書の全文はこちら
- 京都府へのはたらきかけ
京都府に対し、ゲノム編集トマト苗の受け取りをしないよう要望書を提出した結果、「京都府としては、小中学校は市町村の管轄なので答える立場になく、対応できない。」との回答を得ました。 - 市町村へのはたらきかけ
生活クラブ京都エル・コープ配送範囲の市町村、教育委員会への要請を進めました。 (2022年9月 配送エリアの14自治体の首長・教育長宛てに要望書と回答書を郵送し、ゲノム編集トマト苗配布に関する回答をお願いした。苗を受け取らないと回答した自治体は1。受け取ると回答した自治体はなかった。ほどんとの自治体はそのような配布の話は来ていないので回答しかねるというものだった。)
市町村の回答の一覧はこちら - 議員へのはたらきかけ
教育関係の委員会所属の市議会議員・府議会議員、一部議員への要請を進めました。 (2022年9月 京都市議会の教育福祉委員会委員の議員14名、その他議員1名、京都府議会の文化・教育常任委員の議員12名に要望書と回答書を送付。京都市議会議員4名、京都府議会議員3名から回答があり、回答しかねるが3名、受け取るべきではないが3名でだった。面会に応じて直接お話をうかがうことができた議員もいらっしゃった。)
議員の回答の一覧はこちら - 各小学校へのはたらきかけ
生活クラブ京都エル・コープ配送範囲の公立小学校校長への要請を進めました。 (2023年2月 生協からエリア内の全小学校242校に郵送で要望書と回答書を送付した。5校からゲノム編集トマト苗について受け取らないと回答があった。) (2023年1月〜3月 組合員が地域の11の小学校を訪問し、ゲノム編集トマト苗配布について伝え、要望書・回答書を手渡し、回答を呼びかける活動をおこなった。)
小学校の回答の一覧はこちら
▼要望書・質問状の送付先.....14の自治体の首長(京都府、京都市、向日市、長岡京市、大山崎町、宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市、久御山町、宇治田原町、精華町、亀岡市)、14教育委員会、22年度京都市議会教育福祉委員の市議会議員・京都府議会文化・教育常任委員会の府議会議員、一部議員、上記14自治体にある242校の公立小学校校長(23年2月現在)
※1生活クラブの遺伝子組み換え対策(生活クラブ連合会WEBサイト)https://x.gd/nYKBP
※2生活クラブ連合会がゲノム編集食品を受け入れない特別決議を総会で採択(生活クラブ連合会WEBサイト)https://x.gd/QYytQ
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