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放射能検査結果ニュース 2017№06

2017年度の関西独自消費材の放射能検査結果をお知らせします。

 

放射能測定結果ニュース2017-6.pdf

 


月刊コラム Monthly Columun

毎月更新の「放射能検査なるほどコラム」。
生活クラブの放射能検査のしくみや放射能対策について、わかりやすくお伝えしています。

 

>放射能検査なるほどコラム Vol.17

生活クラブの放射能検査数が
累積10万件を突破!

 

生活クラブでは、東京電力福島第一原発の事故後、独自の基準値のもと放射能検査を積み重ねています。先日、その累積検査件数が「10万件」を超えました。6年余りの継続した検査で至った「10万件」という大きな数字の経緯や意味合いを振り返ります。表の9月検査数表の欄外に注目して下さい。

「組合員が放射能汚染の実態を認識し、消費材の利用を計画し工夫できるようにすること」

「子どもたちに安心して与えられる食品を供給すること」

「提携生産者と共に、産地の放射能汚染の実態を把握しその低減策を模索すること」

生活クラブの放射能検査には、そんな目的があります。

 

■ 2017年の8月に10万件を突破

2011年より続けてきた、生活クラブの消費材の放射能検査ですが、さる2017年8月に、練習や確認を除いた検査報告件数が10万件を超えたことを確認しました。10万件の検査をジャンル別に集計すると、青果物が53,278検体で過半数を占めています。続いて、惣菜9,063検体、菓子5,870検体、調理素材5,725検体、魚介4,819検体、乳製品3,448検体、魚介加工品3,418検体、麺類・軽食2,926検体、調味料2,622検体、豚肉1,697検体、茶・飲料1,517検体、牛肉1,507検体、鶏肉1,137検体、その他2,973検体となっています。農畜水産物(一次産品)だけでなく、加工食品もまんべんなく検査していることが、生活クラブの放射能検査の特徴です。

生活クラブ検査室:(左)5号機 (右)高精度の検査が可能な6号機

 

■ 「累積検査数10万件」という数の大きさ

ひと口に「10万件」といっても、それがどの程度の数字なのかはピンとこないかもしれません。10万件の検査がどれぐらいの意味を持つかというと、例えば厚生労働省が食品の放射能検査をした結果を集約している国立保健医療科学院のWebサイト※がありますが、2011年3月の事故以来の検査件数は「約189 万件」です。生活クラブの累計検査数の「10万件」は、全国にある国立研究所や保健所などが測定した総数の、実に19分の1に達するほどの数なのです。また、この集計では畜産物は143万件と多い一方で、農産物は23万件など検査数に偏りがあることがわかります。例えば農産物の検査件数を比べると、生活クラブの5万件は、全国にある国立研究所や保健所などの検査数の約4分の1に達するほどになります。

(※ 国立保健医療科学院のWebサイトURL:http://www.radioactivity-db.info/CategoryList.aspx 「食品中の放射性物質検査データ」)

 

■ 検査体制を支える組合員の意識

現在、生活クラブは6台の放射能測定装置を保有しています。それぞれの価格は下図のとおりで、6台の合計で4,159万円(税別)です。その他にも、提携生産者に支払う検体の買い取り費用や、検査の実務作業を委託する費用、測定装置の保守メンテナンス費用なども合わせて、年間数千万円がかかっています。このような生活クラブの検査体制を維持しているのは、厳しい自主基準値で消費材の安全を確認する組合員の意識にほかなりません。

 

■ 放射能汚染の恐さを
 胸に刻みながら活動を続けます

放射能という存在の恐さ、原発事故というものの恐ろしさを胸に刻みながら、私たちはこれからも放射能検査を続けなくてはいけません。そして、検査で放射能が不検出になる日がやってくるためには、原水爆実験や原子力発電などによって環境に放射能汚染がもたらされる事態はなくさなければいけません。そのためのいろいろな活動も、生活クラブは続けていきます。

 

   

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