りんご村だより no.5 (9月14日)
私たちのりんご生産者グループ、信州「八ケタ会」から『りんご村だよりNo5』が届きました。今年は平年より少し収穫期が遅くなりましたが、つがるの出荷が始まっています。今回は、目合わせの報告も一緒にお届けします。
消費委員会 りんご担当
*今年度の過去の『りんご村だより』は
こちらからご覧ください
・「りんご村だより 8月増刊号(8月11日)」
・「りんご村だよりNo4(7月16日)」
*『りんご村だよりNo1~3』は
こちらからご覧ください
・「りんごはシーズン予約でね!」
りんご村だより No5 (9月14日)
9月に入り、不順だった天候も落ち着いてきて、めっきり秋らしくなってきました。
これからは、中生種の色付きも良くなってきます。
今、台風18号が日本に来ていますが、今週末には、長野県に接近する予報が出ているので心配です。
今は中生種の葉摘みをしています。
葉摘みは、葉で色付きが斑にならないように、りんごに被っている葉を取ります。
下の写真は紅玉です。
これからは、色々な鳥に食べられてしまうので、毎年、対策を考えています。
鳥避けは、慣れてしまうと効果が薄れてしまいます。
下の写真は最新型の鳥避けです。横幅が2mぐらいあるので、迫力があります。
他の園地で見つけたのですが、食害が大きいので、カラスかもしれないです。
8月26日に生活クラブ関西から3人の方に来て頂き、つがるの目合わせを開催しました。
りんごを持ち寄って、今年の生育状況などを話し合いをしました。
◇つがる
今年のりんごの開花は4月30日頃で、平年比2日遅れ(昨年は開花が早かったので昨年比では10日遅れです)でしたが、その後生育期は順調に推移しました。
但し8月に入ってからは曇り・雨が続いており、りんごの生長もややスピードダウン。
目合わせで持ち寄った「つがる」も色づいているものは少なく、出荷はじめは35週を想定しています。
約20名の生産者が参加して「つがる」の出荷基準を組合員と一緒に確認しました。
今期は今のところ大きな「難」(病虫害や傷等)は目立っていませんが、サビ果(皮の表面がザラザラになっている=開花時期の凍霜害による)がやや見られる状況です。
*つがるは気象条件により突然色づいて出荷時期を迎えるため、数日先の出荷量予測が難しい品種です。
◇巨峰
巨峰も同じく8月の天候で色付きが遅れています。
各生産者が持ち寄った房を並べて状況確認を行いました。既に糖度18℃に達しているものもありましたが、大半は15~16℃で酸味も目立つ状態でした。
美味しくなるまでもうしばらく樹にならせてから収穫を始めていきます。
--- 降雪被害からの再生 --------------
今年1月の大雪で巨峰棚が倒れて大きな被害が遭ったことは何度か報告しています。
丸山氏の園地では棚全面が倒れ、半分以上の成木がダメになりました。
丸山氏は今年69才。新たに苗樹を植え付けても収穫できるまでに4年程度かかり、元の姿に戻る頃には80才前??…。
被害を受けた時には頭を抱えたそうです。奥様とも真剣に話し合った結果「再生しよう!」との結論に…。 「生活クラブ関西の組合員さんの顔が思い浮かんで…、老骨にムチを打つつもりで苗樹を20本弱植え付けました。」と、とびっきりの笑顔で話してくれました。
☆本当に有り難い事ですネ!!
丸山さん!90才まで巨峰作りを宜しくお願いします!!
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本年度は、9月3日よりつがるの出荷が始まりました。
下の写真は、収穫の様子です。