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放射能検査結果ニュース 2017№03

2017年度の関西独自消費材の放射能検査結果をお知らせします。

 

放射能測定結果ニュース2017-3.pdf

 


月刊コラム Monthly Columun

毎月更新の「放射能検査なるほどコラム」。
生活クラブの放射能検査のしくみや放射能対策について、わかりやすくお伝えしています。

 

>放射能検査なるほどコラム Vol.14

「福島第一原発廃炉作業見学」報告会を開催
各地の組合員が

放射能汚染問題への理解を深めました

各地の生活クラブから組合員リーダーが集まり、新しい仲間づくりや消費材の利用を拡げる活動成果・課題の共有をはかる「組織活動推進会議」。生活クラブが取り組んできた放射能汚染対策の意義を確認し、さらにこの問題への理解を深めることも大事な課題の一つです。2017年6月15日、放射能対策への理解を深める機会として、生活クラブ連合会品質管理部の槌田博部長がこの2月に参加した「東京電力福島第一原発廃炉作業見学」の報告会を行ないました。

■ 事故の重大さと
  困難な廃炉作業

見学当日の足取りや福島第一原発の位置関係の確認、1~4号機の現状の説明などがありました。核燃料取り出し済みの4号機以外、1、2、3号機を合わせると1,573体もの核燃料がいまだに取り残されているうえ、多くが溶け落ちた状態です。格納容器内の放射線量も極度に高く、1号機は最大毎時12シーベルト(30分間いたら致死量に達するほどの線量)、2号機は最大毎時650シーベルト(1分足らずで致死量に達するほどの線量)が推計され、廃炉への道のりは困難極まりない状況であることが報告されました。構内には汚染水を保管する巨大なタンクが並び、汚染水処理に使ったフィルターや作業員の使い捨ての防護服もすべて放射性廃棄物となって増える一方である状況が説明されました。福島第一原発についての詳細な報道が減っている今、実際の見学者から直接に様子を聞くことで、あらためて事故の重大さを感じることができました。

 

■ 居住制限・帰宅困難区域の
  映像を上映

バリケードで覆われた家々原発の構内は見学者による写真撮影が禁止されています。この見学に向かう際、バスが通過した原発周辺の居住制限区域(当時)と帰還困難区域で、槌田部長が自ら車窓越しに撮影した動画を上映しました。 帰還困難区域を進むと、店や家々の入り口にバリケードが張られ、廃墟となっている様子が映し出されます。また、沿道の田畑や空き地には、除染した土を詰めた大量の袋が一時置きされている様子も写っています。映像音声には、バス内の見学者が持つ空間線量計の「ピーッピーッ」という強い警報音も収録されており、見えない放射能の怖さを感じさせます。居住制限区域や帰還困難区域のほんの一部を通過した15分間の映像でしたが、原発事故で失われたものの大きさを実感させられました。

 

■ 活発な質疑で
  放射能汚染問題への理解を深める

報告と上映のあと、会場では活発な質疑応答が交わされました。各建屋の放射線量の違い、ALPS(アルプス)と呼ばれる放射性物質除去装置の稼働の状況、燃料デブリに関する東電の説明についてなどの質問がありました。更に6月に発生した茨城県大洗町にある原子力機構での作業員被ばく事故についての質問もあり、放射能汚染についての参加組合員の関心の高さがうかがえました。

 

■ 原発のない社会をめざし
  現状を共有し運動を続ける

このような困難を人類に強いる発電方法からは脱却して、原発のない社会をめざすことが生活クラブの目標だということを、あらためて全員が確認できた意義深い学習会でした。

生活クラブは、食や環境に関する学習会や情報共有を地道に行なうことで、組合員のひとりひとりが「サステイナブル(持続可能)な生き方」の意味を考え、各地で生活クラブの取り組みへの共感をさらに拡げていくことをめざします。

 

*この内容は2017年7月3日掲載生活クラブ活動情報でも報告しています。

*「放射能情報なるほどコラム」もご覧ください。

 

   

 

それぞれができることを

原子力エネルギーを使った発電方法が人類の手に負えるものではないことは、事故を起こした原子炉の現状と収束作業の困難さを見れば明らかです。生活クラブでは、福島第一原発の事故が起きる以前から一貫して、「原発のない社会」をめざし自然エネルギーを推進してきました。2016年からは、再生可能エネルギーを基本とした「生活クラブでんき」の共同購入もスタート。生活クラブでんきを選ぶことも、「原発はいらない」という意志を実践する第一歩になるでしょう。

生活クラブでんきの共同購入について詳しくはこちら≫

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