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放射能検査結果ニュース 2016№09

2016年度の関西独自消費材の放射能検査結果をお知らせします。

 

放射能測定結果ニュース2016年度-09.pdf

 

 


 

2016年度 関西独自消費材の放射能検査結果

▶ 関西独自材の放射能測定結果

生産者
対象消費材・産地
検査日
検査機関
Cs134 Cs137 セシウム
合計
茨城BM
さつまいも・茨城県
12月22日
生活クラブ
ND ND ND/6.0
茨城BM
長芋・茨城県
12月22日
生活クラブ
ND ND ND/6.1
豆伍心
豆腐・揚げ原料:大豆 フクユタカ・滋賀県
12月9日
アレルギー食品センター
ND/2.4 ND/1.8 ND/4.2
豆伍心
豆腐・揚げ原料:大豆 エンレイ・山形県
12月9日
アレルギー食品センター
ND/2.2 ND/1.9 ND/4.1

【検査結果の見方】 単位:㏃/㎏  「検出値/検出下限値」で示します。
半減期の長いセシウムに絞って検査をしています。セシウム134、セシウム137の合計値で「検出限界値」を記載します。
検出値欄のNDは、検出限界値未満での不検出を表します。
※2013年4月から生活クラブ飯能DC検査室に導入した5号機はセシウム137とセシウム134の合計値で算出することにより感度を高めています。そのため、連合会の検査ではそれぞれの数値は表示されません。

 

 

▶ 生活クラブ連合会の放射能測定結果

12月は922検体の放射能検査を実施しました。

11月4回~12月3回 (11/21~12/25)の放射能検査は922検体で、そのうち844検体(91.5%)は放射性セシウム不検出でした。検出はいずれも関西では取扱いのない消費材で、生椎茸4品目29検体、菌床生椎茸1品目1検体、舞茸3品目11検体、レンコン5品目31検体、里芋2品目2検体、岩手一関米1品目1検体、さつまいも2品目3検体でした。

検査の詳細情報は、生活クラブ連合会のWEBサイトの放射能検査結果Web検索をご参照ください。

**********

国と生活クラブの基準値の比較表
セシウム134と137合計値、単位:Bq/kg

(1) 飲料水には、国の基準と同じ「緑茶」だけでなく、「麦茶」や「抹茶」などの茶類を含みます。
(2) 「生椎茸」を除く
「きのこ類」を含みます。
(3) 検出下限値を目標としている理由は、測定する消費材の比重等により、検査結果にバラつきが生じるためです。

 

*生活クラブが目標とする放射能検査の「検出下限値」は、他団体とは異なり、セシウム134 と137の 合計値です。
 しかも、自主基準値の1/4以下の精度です。

 

 

 

「被曝線量限度」について知ろう

 

自然界にも存在し、福島第一原発以後は東日本の各地で線量が上がった放射能。その限度量について「1 ミリシーベルト」とか「20ミリシーベルト」など、いろいろな数字を聞きますが、どう考えていけばいいのでしょう。ハカセに聞いてみました。

 

 

■化学物質の環境基準より、
 実はかなりゆるい放射線の基準

---放射線って目に見えないし、危険度が把握しづらいですね。そもそも人が受ける放射線量に基準ってあるんですか?

国際放射線防護委員会(ICRP)というところが出している勧告が、国際的な基準になっています。その中では、一般の人への放射線量(公衆被曝)の指標を、平常時は「年間1ミリシーベルト以下」としています。レントゲン技師など、仕事で放射線を受けることがある人(職業被曝)に関しては「年間20ミリシーベルト」(決められた5年間の平均が1年あたり20ミリシーベルト)です。

 

---この「1ミリシーベルト」というのはどういう理由で決まってるんでしょうか?

ざっくり言うと、放射線による発がん率のデータから決まってるんです。この「年間1ミリシーベルト」という線量は、1年間に1ミリシーベルトの放射線を浴びると、確率的には2万人に2人ががんになって、そのうち1人ががんで死亡するという数字なんですね。まあ社会への寄与と比較して、発がんリスクの許容量として、社会的にそれぐらいは認めても仕方ないのでは、とICRPが設定している数字です。あとは、自然界に元々ある放射線から被曝する自然被曝の平均値が、日本では年間1.2ミリシーベルト、世界平均は年間2.4ミリシーベルトぐらいなので、これを大きく超えないということで「年間1ミリシーベルト」が決まっている部分もあります。でも「2万人に1人ががんで死亡する確率」という放射線の許容量の基準は、実は化学物質の同種の基準よりはだいぶゆるいんです。例えばベンゼンなどの化学物質の同種の環境基準は、だいたい「10万人に1人」を目安にするのが国際的なルールなんです。つまり、化学物質の基準より、放射線のほうが5倍もゆるく設定されているんですね。

---それは知りませんでした。

 

■原発事故後、一般人の線量限度は
 「年間20ミリシーベルト」に

しかも、東京電力福島第一原発事故の後、国はICRP勧告の「緊急時における基準値」を適用して、一般の人の許容量を「年間20ミリシーベルト」までゆるくしました。これは、平常時だったら放射線や原子力の仕事についている人の被曝の基準と同じです。化学物質より100倍もゆるいことになります。

 

---一般の人でも、福島原発事故後だからそれまでの職業被曝の基準まで浴びても仕方ない、という考え方なんですね。

国は今、年間20ミリシーベルトを基準として、それを下回る地域に対しては避難勧告を解除しています。年間20ミリシーベルトまでなら、放射能を浴びるとしても、子どもを含む一般の人が帰還してもよいだろうということ。元々一般の人の平常時の線量限度が「年間1ミリシーベルト」であることを考えると、驚くべきことです。先ほど、「年間1ミリシーベルト」という量は、「2万人に1人」ががんで死亡する確率がある数字だと言いました。しかし、「年間20ミリシーベルト」となると、この数字はこれが「1000人に1人」まではね上がります。1,000人と言えば、少し大きな小学校の生徒数ぐらいの数字。つまり、大きめその小学校での誰か1人がんで亡くなる可能性がある。ちょっとショッキングな例えですが、それぐらいひどい方針なんです。年間20ミリシーベルトのところに帰り住むというのはそういう意味のことだと、あらためて認識しておいた方がいいと思います。

 

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