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放射能検査結果ニュース 2016№02

2016年度の関西独自消費材の放射能検査結果をお知らせします。

 

放射能測定結果ニュース2016年度-02.pdf

 


 

2016年度 関西独自消費材の放射能検査結果

▶ 関西独自材の放射能測定結果

生産者
対象消費材・産地
検査日
検査機関
Cs134 Cs137 セシウム
合計
丸本
はりま(もも肉)・徳島県
4月19日
連合会
不検出/0.7 不検出/0.6 不検出/1.2
ウインナークラブ
豚モモ肉・徳島県
4月4日
日吉
不検出/1.0 不検出/1.0 不検出/2.0
ウインナークラブ
あらびきソーセージ・徳島県
4月4日
日吉
不検出/1.0 不検出/1.0 不検出/2.0
パンドカンパーニュ
菓子パン原料小麦粉・岩手県(原料産地)
4月27日
連合会
不検出 不検出 不検出/1.0
米沢郷牧場
さくらんぼ・山形県(高畠町)
5月22日
(株)理研
不検出/0.47 不検出/0.46 不検出/0.93

【検査結果の見方】 単位:㏃/㎏  「検出値/検出下限値」で示します
半減期の長いセシウムに絞って検査をしています。セシウム134、セシウム137の合計値で「検出限界値」を記載します。
検出値欄のNDは、検出限界値未満での不検出を表します。
※13年4月から生活クラブ飯能DC検査室に導入した5号機はセシウム137とセシウム134の合計値で算出することにより感度を高めています。そのため、連合会の検査ではそれぞれの数値は表示されません。

 

 

▶ 生活クラブ連合会の放射能検査結果

5月は593検体の放射能検査を実施しました。  

5月1回~5回(5/2~5/29)の放射能検査は593検体で、そのうち553検体(93.3%)は放射性セシウム不検出でした。検出はいずれも関西では取扱いのない品目で、生椎茸6品目20検体、菌床生椎茸1品目4検体、舞茸3品目8品目、レンコン1品目4検体、灰干しカマス開き1品目1検体、岩手一関米1品目1検体、土壌の野菜の苗もの1品目2検体の合計14品目・40検体でした。5月22日検査の生椎茸(JA木更津市)はセシウム合計62 Bq/kgで自主基準を超えため、供給を中止しました。戸田DCでの対応が間に合ったので、他の生産者の生椎茸を代替してお届けしました。今後、原因や対応策について生産者と協議していきます。

検査の詳細情報は、生活クラブ連合会のWEBサイトの放射能検査結果Web検索をご参照ください。

 

 

1)飲料水には、国の基準と同じ「緑茶」だけでなく、「麦茶」や「抹茶」などの茶類を含みます。
2)旧基準の「乳製品②」を「乳製品①」に結合し、新基準の「乳製品」とします。
3)新基準の「青果物」には、「生椎茸」を除く「きのこ類」を含みます。
4)検出下限値を目標としている理由は、測定する消費材の比重等により、検査結果にバラつきが生じるためです。

*生活クラブが目標とする放射能検査の「検出下限値」は、他団体とは異なり、セシウム134 と137の 合計値です。しかも、自主基準値の1/4以下の精度です。

 

 

自主基準値の大幅引き下げで測定の現場では何が変わった?

今回は、2016年4月から放射能自主基準値の引き下げによって測定の現場ではどのような変化があったか、また新基準に至る背景についてお伝えします。

 

自主基準値の大幅引き下げで検査時間は長くかかるように

生活クラブでは、2016年4月から、放射能の自主基準値をそれまでの半分以下へと大幅に引き下げました。
詳しくはこちら https://seikatsuclub.coop/news/detail.html?NTC=0000035238

自主基準値を引き下げたことによる変化としては、何よりもまず、検査時間が長くかかるようになりました。
ひとつの機械では検体を入れる容器の量は決まっているので、感度を高めるには時間をのばしていくしかありません。
例えば、戸田DC(デリバリーセンター)での青果の例でいうと、昨年度までは2時間程度の検査だったものが、自主基準値引き下げ後は4時間程度かかるようになっています。

ひとつの機械で、昼間に2検体、夜に1検体の一日計3検体という、非常に丁寧で手間のかかる検査を行っているのです。

不検出が当たり前となってきたからこそ大事な「検出下限値」の目標

この春からは生活クラブとしての「検出下限値」の目標を新たに公開しました。

これまでも検査の中での検出下限値の目標はあったのですが、それをきちんと定めて公開することにしたのには、背景があります。

厚生労働省では「一般食品の検出下限値は基準値の1/4とする」ことが示されています。検出下限値とは測定において検出できる最小値で、いわば放射能検査の精度を表すもの。いくら、自主基準値が低くても、実際の検査の精度を表す検出下限値が低くなければ、検査結果に信頼性があるとは言えません。

そこで、生活クラブでは、一般食品だけでなく乳児用食品・飲料水・牛乳についても、新しい自主基準値の1/4以下となるよう検出下限値の目標をあらかじめ設定・公開することにしました。

東京電力福島第一原発事故後に積み重ねられてきた生活クラブの膨大な検査実績の中で、最近の検査ではほぼ不検出になってきています。すると今後は、「検出されたかどうか」以上に、「不検出の場合にそれがどれぐらいの感度(精度)で不検出なのか」が大事なのではないか、という考えからです。

このことにより、個々の検査結果だけでなく、生活クラブの自主基準と検査方法全般に対してより高い信頼をもっていただけるようになりました。

詳しくはこちら http://seikatsuclub.coop/radiation/20160523c1.html

 

      

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