放射能検査結果ニュース 2017№07

2017年度の関西独自消費材の放射能検査結果をお知らせします。

 

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放射能測定結果ニュース2017-07.pdf

 


 

▶ 関西独自材の放射能測定結果

対象消費材 産地
生産者

検査日
検査機関

Cs134
Cs137
セシウム
合計
米沢米
つや姫玄米
(高畠町)
山形県
あかとんぼ
10月18日
㈱理研分析センター
ND/1.0
ND/1.0
ND/2.0
米沢米
ひとめぼれ玄米
(高畠町)
山形県
あかとんぼ
10月18日
㈱理研分析センター
ND/1.0
ND/1.0
ND/2.0
米沢米
コシヒカリ玄米
(高畠町)
山形県
あかとんぼ
10月18日
㈱理研分析センター
ND/1.0
ND/1.0
ND/2.0
豚肉モモ 徳島県
石井養豚
10月18日
㈱日吉
ND/1.0
ND/1.0
ND/2.0
パクパクウインナー 徳島県
ウインナークラブ
10月18日
㈱日吉
ND/1.0
ND/1.0
ND/2.0

【検査結果の見方】 単位:Bq/kg 「検出値/検出下限値」で示します。
半減期の長いセシウムに絞って検査をしています。セシウム134、セシウム137の合計値で「検出限界値」を記載します。検出値欄のNDは、検出限界値未満での不検出を表します。
※2013年4月から生活クラブ連合会の飯能DC検査室に導入した放射能測定機5号機はセシウム134とセシウム137の合計値で算出することにより感度を高めています。そのため、連合会の検査ではそれぞれの数値は表示されません。

 

▶ 生活クラブ連合会の放射能測定結果

▷ 10月は725検体の放射能検査を実施しました。
10月1回~4回(10/2~10/29)の放射能検査は725検体で、そのうち671検体(92.6%)は放射性セシウム不検出でした。検出はいずれも関西では取り扱いのないものですが、生椎茸3品目15検体、レンコン4品目23検体、舞茸3品目10検体、岩手一関米(17年産米玄米)1品目1検体、ナメコ1品目1検体、かぶ1品目1検体、さつまいも1品目1検体、栃木開拓牛1品目1検体、黒磯米(16年産精米)1品目1検体の16品目・54検体でした。検査の詳細情報は、生活クラブ連合会のWEBサイトの放射能検査結果Web検索をご参照ください。

 

▷ 連合米の新米検査結果(単位:Bq/kg)

対象消費材 産地
生産者名
検査日
検査機関
Cs134
Cs137
Cs合計
検出下限
遊YOU米ひとめぼれ 山形県
JA庄内みどり
10月12日
連合会
不検出
不検出
不検出
合計1.0
遊YOU米どまんなか 山形県
JA庄内みどり
10月12日
連合会
不検出
不検出
不検出
合計1.0

 

▷ 10月(10/2~10/29)の検査数

種別 検査室 戸田 測定室 外部 合計
消費材検査 360 346 10 0 716
生産者原料 1 0 2 4 7
生産者製品 0 0 2 0 2
合 計 361 346 14 4 725

*福島第一原発事故以来の累計検査数 101,838

 

 

 


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>放射能検査なるほどコラム Vol.18

人々の健康不安に寄り添う、
生活クラブの甲状腺検査活動

 

2011年の東京電力福島第一原発事故から6年が経過しました。事故に関する報道が減りつつあるように思える現在。しかし、原発事故の放射能による健康被害への不安はなくなったわけではありません。生活クラブは、2012年より継続して「甲状腺検査」活動を行っています。

 

■ 生活クラブはなぜ甲状腺検査活動を続けているか

原発事故の影響のひとつに、事故で放出された放射性ヨウ素による、甲状腺がんの発症の心配があります。福島県では、事故当時18歳以下の県民を対象にした「県民健康調査」で、甲状腺検査を行っています。生活クラブでは、子どもの健康に寄り添う必要があることから、福島県が行っている甲状腺検査との比較や、福島県内外の検査結果を比較するなどの目的で、2012年より甲状腺検査を開始し現在も継続しています。

▲生活クラブふくしまによる子どもの甲状腺検査

 

■ 2016年度の検査でわかったこと

最新の2016年度の生活クラブでの検査は、各地で計790人が受診しました。甲状腺検査は、甲状腺に嚢胞(のうほう)や結節などがあるかを調べるものです。嚢胞とは体液のたまった袋状のもので、がんになる可能性は低いものです。結節は「しこり」とも呼ばれ、良性と悪性(がん)があります。2016年度の検査、および2012 年度からの継続した検査活動の中では、以下のようなことがわかりました。

●福島県による検査結果との比較としては、2016年度も結節の所見率が、生活クラブの検査のほうが高くなっています。これは、より丁寧な検査がなされている可能性を示唆しています。

●震災時に福島にいた子どもの嚢胞の所有率が、全体より10.3ポイント高くなっており、引き続き経過を注視していく必要があります。

●結節および嚢胞のサイズが、増減したり消失・発生する事例がかなりの頻度で見られることがわかりました。継続的な検査活動の成果のひとつと言えます。この傾向は県民健康調査でも見受けられます。その要因が何によるものなのかも含め、今後も注視が必要です。

 

■ 不安に寄り添いながら今後につながる検査活動を継続

2017年の福島県による県民健康調査報告では、甲状腺がんおよび疑いのある人は191人(受診対象約30 万件)とされています。これは専門家の従来の知見(「100 万人に1人」)をはるかに上回る率ですが、「県民健康調査検討委員会」では「放射線による影響とは考えにくい」との見解を変えていません。

健康に不安を感じる子どもや親の気持ちに寄り添った検査活動を、生活クラブは今後も進めたいと考えています。市民の側からの検証として、検査活動を継続しデータを蓄積することが、現状把握、そして放射能による影響を明らかにしていくことにもつながっていきます。

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