10月29・30日 八ケタ会 ふじ・王林目合わせ報告

10月29・30日、長野県長野市のりんご生産者「八ケタ会」を訪問し、王林とふじの目合わせに参加しました。数名の生産者さんのりんご畑も見学してきたので、その様子とともに報告します。

畑の様子
王林が去年に引き続いて「タンソ病」にかかり、熟した実が茶色くなり、たくさん落ちてしまっていました。タンソ病は病原菌による病気で、一度発生した畑では年を越して何年も発生します。また、雨が降ると、樹の上の方にある病気にかかった実などから菌が下の方の実にまで広がってしまいます。
畑によっては例年の1/6しか収穫できなかったりしています。
★状況が深刻なため、今年と来年は農薬を1剤増やして対応しています。
ふじは、気温が長野でも高めだったので(10月29日時点)、色付きが進んでいませんでした(真っ赤なリンゴとはいかないということ)。また、いろんな生産者さんの畑で、例年より小さめだそうです。
★真っ赤じゃなくても、小ぶりでも、味はバツグンです!

また、「ツルッ玉」と呼ばれる、表面がツルツルしていて色も青白いりんごができていました。「ツルッ玉」のりんごは、いつまでたっても赤くならず、味も甘みがなく、渋いので、ジュース用に入れられます。今年はいつになく「ツルッ玉」が多いそうです。
★りんごは、お肌がザラザラの方がおいしいということですね!
畑によっては例年の1/6しか収穫できなかったりしています。
★状況が深刻なため、今年と来年は農薬を1剤増やして対応しています。

 

目合わせの結果

 

◎大きさ 王林・・・1トレーに13~23玉(1箱に必ず16、18、20玉を入れる)

     ふじ・・・1トレーに13~20玉(1箱に必ず16、18玉を入れる)

          *23玉企画については後日、生産者と関西事業部で協議する

◎熟度・・・お尻の地色(青っぽさ)が抜けて、黄色になっていること ★お尻を見てね!

◎サビ・・・肩より下に落ちていないものはOK

◎黒点病・黒星病・斑点落葉病・・・内部に影響の無いものはOK

◎輪紋病・タンソ病・・・どんなに小さなものでも腐りにつながるのでNG

◎変形果・・・トレーに入るものはOK        ★変な形でも美味しいよ!

◎つる割れ・・・腐りにつながらないものはOK(乾いているもの、果肉が見えないもの)

 

  

感想
実家に帰って、母がスーパーで買ったりんごを食べました。市販のりんごと比べて、八ケタ会の方がパリッとしているし、味が濃いのにびっくりしました。やっぱり木成り完熟、無袋栽培の美味しさだと実感しました
今期は王林の病気や、ふじの小玉傾向、ツルッ玉の増加など問題が多い中、生産者さんたちは私たちと約束した農薬の内容と栽培方法で、一生懸命りんごを作ってくれていました。なかでも、王林は昨年からのタンソ病の被害が改善されず、むしろひどくなってきており、来期からはタンソ病の対策の農薬を増やしますという報告もありました。農薬が増えるのはイヤだけど、園地を視察し、目合わせに参加し現状を見た中で、私たちが一方的にそれを言ってしまってもいいのかとも思いました。長期的に見てこの状況(たんそ病)を良くしていくには、生産者さんと私たちが一緒に何ができるのか、考えていかなくてはいけないとも思いました。
(産直委員会 松原)

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